『第回 和』

特設ページ

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ごあいさつ

和(なごみ)公演は、東京藝術大学出身者を中心に、在学中の平成17 年より公演を重ねて参りました。

いつも多くのお客様にご来場いただき、今回で10 回目を迎えます。


「一つの演奏会で沢山の和楽器に出会える」をテーマに、子供から大人まで、より多くの方に親しんでいただければと、有名な古典曲に加え、創作曲、耳馴染みのある曲の和楽器バージョンなどを選曲しました。


そして今回は、開場前の時間に和楽器を体験できるコーナーを設けました。

実際に楽器に触れて、演奏をご鑑賞いただきますと、一層和楽器が身近なものになるのではないでしょうか。


是非お誘い合わせの上、お気軽にお越し下さればと思います。

皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

邦楽集団 和

【日時】令和5 年12 月3 日(日) 【開場】12時30分 / 開演:13時00分【場所】紀尾井小ホール
【入場料】前売券(自由席):2,500円前売券(指定席):自由席券 + 1,500円当日券(自由席):4,500円学生割:500円引

演目とお楽しみポイント

1.日本舞踊・長唄『小鍛冶』  天保3(1832) 年 二代目 劇神仙 作詞/五代目 杵屋勝五郎 作曲

 天皇の命令を受けた、刀作りの三條小鍛冶宗近。稲荷明神に祈りを捧げると、なんとその神霊が白い狐の姿で現れ、二人は槌で息を合わせて交互に鉄を打ち、立派な名剣「小狐丸」が仕上がります。 神秘的な雰囲気の中、お能の技巧を取り入れた、稲荷明神の狐の動きも見どころ。 神霊に教えられながら、リズミカルに刀を打つ、勇ましい呼吸の合った刀鍛冶の打ち合いをお楽しみください。
2.囃子組曲『鷹・獅子』 平成20(2008) 年 堅田 喜三久 構成
 此の曲は三味線や唄が無く囃子のみが独立して演奏。 前半『鷹』は人間国宝 故「堅田喜三久」が自身のリサイタルの為に手掛け[大鼓][小鼓][笛]で既存する囃子の手組で構成し、二匹の鷹の気高い争いを表現。 [大太鼓]で転換して[締太鼓]を加えた後半の『獅子』では【乱序】と呼称する深山幽谷の情景を具現化した緊迫〈序ノ段〉と静寂の独特の世界〈露〉から登場を現す〈打出シ〉になり勇猛な獅子の荒れ狂う様をリズミカルな【狂ヒ五段】で打ち囃します。 楽器の音色だけで無く[掛ケ声]の発声や休みの間合いの強弱を、お楽しみください。
3.三味線合奏『星ノ祈』 令和5(2023) 年 東音 南谷舞 作曲/ あかる 潤 作調( 初演)
 SFの世界感を描いた『星ノ門』(2014)の続編です。 前作では宇宙の始まり~宇宙戦争を描き、『星ノ祈』では宇宙戦争~喪失、絶望~未来に向けての希望の光、へと続いていきます。昨今の戦争での犠牲者への鎮魂、世界が少しでも平穏になればと祈りを込め作曲しました。 変拍子、変調子、和音、ダイナミクス、を盛り込み、三味線は上調子を含む4 パートに分かれています。そこに笛を加え、奏者が息を合わせて全力疾走で取り組み完成します。
4.二十五絃箏 四重奏 舞踏曲『プロメテの火』 より第三景 前奏曲/ 火の歓喜 伊福部昭 作曲/ 佐藤 亜美 編曲『Plink,Plank,Plunk!』ルロイ・アンダーソン 作曲/ 佐藤 亜美 編曲/ 藤舎呂凰 作調( 初演)
 伊福部昭先生が舞踊音楽として書かれた「プロメテの火」の第3 景は、何十万年前の人間が初めて火を得た時の歓喜や様々な感情を大群舞で表現した、この作品のクライマックスとなる部分です。迫力ある群舞、それに基づく音楽を、二十五絃筆4 人のアンサンブルでどう表現していくのか、話し合いを重ねながらイメージを共有し、音楽を構築してきました。厚みのある音色、奥行きある音楽を目指し、様々な奏法を用いて奏しています。「Plink,Plank,Plunk!」ではお囃子方に入っていただきます。軽快なアンサンブルを是非お楽しみください。
5.長唄 読上問答入り『勧進帳』天保11(1840) 年 三世 並木五瓶 作詞/四代目 杵屋六三郎 作曲明治3(1870)年  三代目 杵屋勘五郎 作曲 (安宅の新関)
 勧進帳は能の「安宅」を元に作られた歌舞伎の演目で、その伴奏音楽として演奏されていた長唄が名曲であったため、独立して演奏されるようにもなりました。 源平合戦で活躍した源義経は兄の頼朝から反乱を起こすのではないかと疑いをかけられてしまったため、家来と共に山伏に変装して東北の方に逃げることにします。逃げる途中、安宅の関で関守の富樫に怪しまれますが、義経の家来の1 人である弁慶が機転を効かせその場を切り抜ける様子が描かれます。 今回は通常演奏される部分に加え、本来歌舞伎の台詞である勧進帳の読み上げと山伏問答を長唄に作り直されたものを演奏します。

出演者

司会】岩崎香織
【長唄】杵屋和三朗/ 東音安岡麻里子/ 杵屋正則・杵屋巳津二朗/ 杵屋勝英治・杵屋和五郎
【三味線】杵屋勝十朗/ 東音南谷舞・東音河合佐季子/ 東音簑田弘大・東音味見優/ 松永忠三郎・今藤龍十郎/ 杵屋勝くに緒
【囃子】藤舎呂凰/ 住田福十郎・堅田喜之祐/ 鳳聲月晴/ 鈴木明衣・藤田佳織/ あかる潤・迎田優香
【箏曲】日原暢子・佐藤亜美・吉葉景子・金子展寛
【日本舞踊】藤間涼太朗・藤間直三

紀尾井小ホール【交通アクセス】

最寄駅

◆四ツ谷駅(徒歩6分… 最短で平坦なルートです

 JR 中央線(快速) / 中央・総武線(各駅停車) ⇒ 麹町口・赤坂口

 東京メトロ 丸ノ内線 / 南北線⇒出入口1(赤坂口)


◆麴町(麹町)駅(徒歩8分…下り坂・上り坂があります

 東京メトロ 有楽町線⇒2番出口

 

◆赤坂見附駅(徒歩8分…上り坂があります

 東京メトロ 銀座線 / 丸ノ内線 ⇒ D出口


◆永田町駅(徒歩8分… 上り坂があります

 東京メトロ 半蔵門線 ⇒ 7番出口



開場周辺地図

お体の不自由なお客様へのご案内、駐車場・駐輪場については、ホール公式サイトをご確認くださいます様お願いいたします。



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